
【活動報告】令和7年度 スポーツ庁 地域スポーツクラブ活動体制整備事業福岡県アスリート人材活用コンソーシアム 部活動指導者養成研修会 第1回
【活動報告】令和7年度 スポーツ庁 地域スポーツクラブ活動体制整備事業福岡県アスリート人材活用コンソーシアム 部活動指導者養成研修会 第1回
2025年8月30日(土)、日本経済大学にて「令和7年度 スポーツ庁 地域スポーツクラブ活動体制整備事業(地域スポーツクラブ活動への移行に向けた実証事業)」の一環として、福岡県アスリート人材活用コンソーシアム 部活動指導者養成研修会の第1回が開催されました。
開催趣旨
本研修会は、福岡県内の豊富なスポーツ資源を活用しながら、地域における部活動の地域展開を支える指導者を育成することを目的としています。教員を志す学生や地域スポーツに関心を持つ方々が対象で、持続可能な地域スポーツの仕組みづくりに寄与する人材育成を目指しています。
講義内容
第1回研修会では、以下の講義が行われました。
- 靏林教授(九州共立大学)
「指導者としての心構え」「現場の声」「ハラスメント等の行き過ぎた指導を防ぐため」について講義。倫理観を持った安全・健全な指導の重要性を説きました。 - 乾代表理事(FUSC代表理事/福岡大学教授)
「今後のあるべき大学スポーツの在り方」「指導者としての取組」「アスリート人材活用」について講義。大学スポーツの可能性と地域との連携の重要性を示しました。 - 村山事務局長(FUSC)
「ケガの防止と初期対応」「AEDの使い方」について講義。指導現場で必要とされる緊急対応スキルを分かりやすく指導しました。
また、福岡県スポーツ局スポーツ振興課地域スポーツ推進係の辻様も参加され本事業の趣旨や、地域スポーツにおける人材育成の必要性について説明。部活動の地域展開を円滑に進めるために、県としてどのように支援していくか、また今後の展望についてお話しいただきました。
今後の展開
本研修会は今後も、福岡大学(9/8・9/14)、九州共立大学(9/21)で開催され、全4回を通じて同じカリキュラムが実施されます。
受講者は対面研修に加え、福岡県独自のオンライン研修カリキュラム(100ユニット)を受講していただきます。
修了者は、福岡県アスリート人材活用コンソーシアムが管理する人材バンクに登録し、市町村の派遣指導員や支援員として活動を開始。2025年10月から12月にかけては、大学スポーツ施設を活用した参集型部活動と、地域の学校やクラブに指導者を派遣する派遣型部活動の両輪でトライアル事業が展開される予定です。

